リカバリーはre+cover+(er)y だからして是正という意味じゃない

その昔、友人にやたら英語が得意なヤツがおりまして、

旺文社の赤本っていう単語帳内の4000語を高校1年のときに全て暗記してました。

ヤツの愛読書()が「試験に出る英単語」。

この本のなにが凄いって本の後ろの方にあった言節の解説…らしいです。ええ、わたしには理解できませんでしたよ。

その解説、わずか40ページくらいの部分でしかありませんでしたが、接頭辞や接尾辞を理解できていれば、初めて見る単語でも意味が推察できるっていう内容だったそうです。

接頭辞の「re」は

http://gogengo.me/roots/44

「後ろへ」とされていますが、時間軸で考えると日本語では「以前の状態へ」としたほうがしっくりきます。

接尾辞の「ery」は

https://ejje.weblio.jp/content/ery

真ん中の「cover」は

https://eow.alc.co.jp/search?q=cover

なので、recoveryは

「元の状態を取り戻す術」とか「元の状態に回復するやり方」とか「以前の状態に復旧させる方法」っていう意味になろうかと。

とすると、「経営状態をリカバリーする」というのはなんか違う気がしますし、「クレームをリカバリーする」にいたってはなんじゃそりゃです。

だいたい「経営状態」って日本語で言ってるなら「リカバリー」なんて横文字使わずに「是正」って言えばいいんです。「クレーム」は…「クレーム対応」でいいんじゃないでしょうかね(おい)。

https://blogcircle.jp/user/yudetama/

この人、web上で本人が理想とした立ち位置のリカバリーはもう二度とできないでしょう。

是正なら本人の意思と努力次第かもしれませんが、客観的に見てもはや手遅れのような気がしてならないんですよねぇ。

34歳児だもんなあ。