木に竹を接ぐ

「Aをする(言う)前にBをしろ」

類似の言葉に「人のふり見て我がふり直せ」というのもあります。

人をあざける当人がそれと同じ状態である様子をいさめる意味と、他人の振る舞いを反面教師として自らを正そうとすることのたとえに使われます。

目くそ鼻くそを笑うとか、前車の覆るは後車の戒めなどという表現もあり、それぞれ微妙にニュアンスが違って使い所も違ったりするほか、言葉遊びとして「こんな下らんこと考える前に下ってる腹をどうにかせなあかんわ」というような使い方も日本語の面白いところであります。

で、木全瑶子です。

この人、文章の前半分と後ろ半分の関連がちょっとオカシイんですいつも。

ことわざや慣用句のように「Aをする(言う)前にBをしろ」の場合のAとBとの間に意味やたとえは存在せず、いつだって単純に

「(ターゲットがやっていること)の前に(自分の望みを命令)」

という表現をしています。

AとBに関連がないのですから、言われた方は「なんでやねん?」となりますね。

今回はまだ関連がありそうにも見える表現ですが、やっぱり木に竹を接いだようで、たぶん言われた方は「なんで?関係ないやんけ。」となることでしょう。

これもそのクチです。

これがひどいときは「選挙の投票に行く前に私に嘘をついたことを詫びろ」というレベルのぶっ飛びっぷりを見せてくれます。

つーか、自分のバカを拡散希望してどないすんねんw


コレもそんな感じ

「(ターゲットを形容した言葉)は(命令文)」

の前半と後半のつながりがやたら希薄です。

これも酷いときは

「自分の妻の暴走を止められないような夫は仕事の優先順位を緊急度よりも重要度で決めろ」

いや、もちろんたとえですけど、前半と後半の無関係っぷりはいつもこんな感じなんですよ。


追記。

あーわかった。

これをパクったんだ。

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パクリ元の方は前と後ろで「謝罪」という単語を用いていますので意味は通じますが、木全の方は全然ダメですね。やっぱ日本語は苦手のようです。