理解度が低すぎて反省できないらしい

ここまでバカだから親も見限ったんだろうなと思わせる創作文。

http://wox.cc/user/minagiaoi0201/o/matsuro01.html

https://archive.is/lmXq7

http://megalodon.jp/2016-0119-1331-57/wox.cc/user/minagiaoi0201/o/matsuro01.html

■末路 第1話

 2016年7月某日、私は予てよりネット上で言い合いをしていた相手から刑事告訴され、取調を受けることになった。

相手方は私に対し、数々の誹謗中傷だけでなく、サイトのスクリーンショットを貼り付けたことによる著作権侵害や、

関係のないトラブルのことを書いたプライバシーの侵害、実名を晒した名誉毀損などを訴状の中で取り上げていた。

―――軽い気持ちだった、

誹謗中傷と認められるはずがないと思っていた。

だが現実に、私は裁かれようとしている。

私のした事で。

***

 10年前の同じ時期だった。

相手方に謝罪を何度も求められるようになる切っ掛けとなった出来事が起きた。

というか、私がしてしまったことだ。

相手方は、他の人が立ち上げたサイトにて誹謗中傷をされており、

数々の酷い誹謗中傷と名誉毀損などのバッシングを受けているような状態で、

藁にもすがる気持ちで書き込んだんだと思う。

「他人の掲示板の書き込みを元にサイトを作っている人がいます」と。

そのことで、ネットマナーのサイトの掲示板に書き込みをしていた。

それに、

掲示板の管理人さんの意見も、間違ったものと考えていたので。

掲示板の書き込みは書いた人に著作権がある」なんていう考え、でたらめだと思った。

だから、

掲示板の管理人さんの書き込みをわざと無視して、

というか、間違ったでたらめな意見など気にもしないで、

その方の書き込みのスクリーンショットをブログに貼り付け、

「そんなことをしている方は何処にでもいると思う」とブログに書いた。

これが、誹謗中傷ブログを運営してると思われても仕方のないことだといまさらになって反省せざるを得ない状況に追い込まれる事となろうとは、当時の私は知る由もなかった。

犯罪に当たるなんて今まで誰にも言われたことがなかったから。

それが、

この亜美というHNの人に私のブログを見られてから、一気に変わってしまった。

何度も何度も注意をしてくるし、

挙句の果てに居はサイトに来るなと言われたり、ブログの運営会社に何度も何度もクレームを入れられるような始末。

おまけに、

SNSのつぶやきを引用しただけなのに、

実名を晒されているとエントリを削除される事もあれば、

私のHNを晒し上げ、

損害賠償請求を起こすとまで言われた。

本当に起こせるはずがないと思っていたのに突然警察から呼び出された。

 「…自分と関係のないトラブルの事をブログに書いた、とありますがこれは本当にやったことですか?」

「やっていません」

亜美がプライバシーの侵害をしたと主張していることはただの言いがかりであるとこちらも主張した。

大体、その証拠を亜美が公表していないのだし、その事実を裏付ける証拠を公表しなければ、プライバシーの侵害にならない。

それに、亜美の相手方になっていた人物は、亜美との争いをブログに書いていたけれど、

もうそのブログの公開を停止しているし、

プライバシーの侵害をした、などと言われても誰も証明することができないのだから、告訴の案件になるはずがない。

こんな事で時間を割いて、お互い社会人なのだから長引くだけ不利になるし、法で許された事なのにここまでひどく追いつめられるなんて…。

亜美の事をブログに書いている人も言っている。

言論の自由であり、誹謗中傷は表現手法に過ぎないと。

だが亜美は、

刑事罰の対象行為であり、プライバシーを侵害した事を許すわけにはいかないと何度も何度も言っている。

誹謗中傷を受けたという被害意識を持つ上で、

警察が「個人を特定できる情報を晒しているから誹謗中傷として認められると言った」などと話し、判断基準にまで採用していた。

判断基準としてどうかと思う意見が出ているというのに、聞かないで、その意見をした者を延々と無視するような対応を亜美は続けていた。

おまけに、

亜美の撒いた種も含まれているというのに、

一方的に私や、私が亜美から誹謗中傷をされていると言われているのを見兼ねた方たちが、

「問題が無い」と亜美に対して言ってくれているというのに、

亜美はその人たちも、「社会的に私を抹消しようと企んでいる者だ」と決め付けており、

自分のしている事を棚に上げて、私たちを犯罪者のように罵っている。

全員、亜美から「ネットを使うのは危険な人物である」と一方的に思い込まれていたけれど、

発信者情報開示請求で居場所を特定され、刑事告訴の手続きに入ると亜美から書面が届いた時は、もうどうすることも出来ないと思った。

警察に相談していると今までブログで嘘をついていたけれど、本当に相談しなければならなくなった。

「…この人の事をブログに書くのを辞めようと思ったことは?」

「ありませんね、一度も。」

「誹謗中傷をしていると思われてもですか?」

「はい。」

「では謝ろうとしたことは?」

「何度も謝ったんですよ。それに、人権侵害をしているというのならその根拠を説明してください友言ったんです。そうしたら、ネット上での振る舞いや態度を改めろとか説教じみたエントリを何度も書くし、発信者情報開示請求をしているとまで…裁判まで起こされたんです」

「その時に何とも思わなかったのですか?」

「はい。以前、ある企業を訴えたと嘘をついていたので」

「それは…そういう風に言わないと相手が自分の思い通りにならないと考えたんじゃないかと」

「気持ちはわかりますが…。それに、私、相手方から色々と嘘吐き扱いされて本当に頭を悩ませたんです。

それに、私がネット上に公開した動画を晒し上げて、『こんな事をする奴は刑事告訴をされても仕方がない』と動画の下にコメントまで書き込まれたんです」

…事情を説明しながらも、私はただただ後悔の念だけが頭に過るだけだった。

正直、不道徳、非常識、法律に対して無知、犯罪者だと言われても仕方がない。私はそれだけ酷い人間なのだ。

刑務所に入れ、と言われても文句が言えないのだと悟った。

立場入れ替えたつもりかもしれませんが、入れ替わってません。


続きらしい。

http://wox.cc/user/minagiaoi0201/o/matsuro02.html

https://archive.is/RIhTs

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嘘と真実の狭間

嘘は何れ明らかになるものである。

 私の味方をしてくれている者に対しても、申し訳ないと思った。

誹謗中傷をされたと亜美に一方的に思われ、それは違うのだと何度も説得してくれた陽菜のことだ。

この間にも、陽菜は亜美への説得を続けているのだろうか?

亜美の言うとおり、嘘をついて脅すことでしか自分を守っていなかった。

亜美の親の名前を出して、その気もない癖に「手紙を書く」とSNSで呟いたのは本当のことだ。

手紙が届いたと勝手に物語を作り、SNSで「修羅場だったかい?」と書いたことも。

全部嘘だ。

嘘と認めるしかない。

この取調で、どこまで話していいか正直わからなかった。

表現の自由だと思い込んでいた。

私のブログのことを、「表現のしかたに問題がある」と言っている弁護士がいると亜美は言ったが、

陽菜は、その意見は間違いであり、事実上問題はないのではと亜美に説得をしてうれた。

だが…。

陽菜は延々と無視されていた。

2016年に入るまで。

私のような犯罪者を庇いたいだけのバカだと亜美に見られていたようだ。

結局、間違っていたのは私なのではと思った。

亜美の本名などの個人情報が流されているのを知り、

その個人情報が本物で、個人を特定できると知りながら、

私は亜美に実名を晒されたとブログの運営会社にクレームを入れられた時に、

「実名ではなく通り名」と嘘の説明をした。

実名を晒したことを認めたあら、ブログの存続が危ういからだと思った。

ブログを手放したくなかったし、亜美に考え直してほしかったから。

「訴状によりますと、実名を晒したエントリを何度も書いたとありますね。これは本当ですか?」

「はい。」

「削除依頼を出されていたにも関わらず、内容を書き換えるなどの修正もせずに再公開した、とありますが」

「仰る通りです」

実名を晒したことや、亜美の権利を侵害する行為を繰り返した事は認めたが、

それを理由に亜美から何度も犯罪者として罵られたこともあり、まだ素直に謝罪する気になれなかった。

亜美の警告を無視した結果がこうだ。

ブログに書いたことは大筋認めたが、誹謗中傷目的ということは認めなかった。

亜美が一度も反論していないのに、私を刑事告訴したことが理不尽でならないとも打ち明けたが、

「この方も言っていますけれど、本名などを晒したのがいちばんいけなかったんですよ。

貴女のした事は、誹謗中傷、名誉毀損、プライバシーの侵害、その他にも権利侵害を多くやっている。

これじゃ告訴状を出されても仕方ないですね。…逮捕しろと言われても仕方がないでしょう」

取調に当たった刑事さんの言葉は優しかった。

でも、言いかたは厳しくなっていた。

周囲の怒りを買わないようにブログを立ち上げて色々言っていただけなのに…。

***

 帰宅したあと、ふと思った。

誹謗中傷だと思うこと自体が間違っていると言ってくれた陽菜に申し訳が立たない。

私のしている事は確かに誹謗中傷だと。

亜美が出した膨大な量の証拠の中には、私が削除し隠滅したエントリまでもが含まれているし、

先に手を出した事と、

亜美がHNを変えたという情報も含まれており、亜美の本名などの情報も書いていたことから、

私は、亜美を長年誹謗中傷してきたということがほぼ認められてしまうと。

味方はきっと居ない。

私が捕まれば、味方は皆一気に離れていくか、私の二の舞を踏むのが嫌だからと、ブログをたたむ者も出てくるだろう。

亜美の言っていたとおりだ。

信用していた仲間から私はこれからどんどん裏切られてしまうのだ。

間違いだらけで草不可避