当たり前ですが椿は暖かくなったから花を咲かせるのではありません

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椿は鳥媒花です。

鳥に寄ってきてもらうためにあえて他の草木が花を咲かさない極寒の時期に赤系の花を咲かせることで生き残ってきた植物です。

椿という文字は「木」へんに「春」と書きます。

陰暦の春といえば立春から立夏の前日までです。

1月ならちょっと早い?

園芸品種は少しでも早く季節を感じることができるように「春」の時期の直前には花を咲かせるように交配が重ねられて現在の椿があります。

早いものだと関東で11月には花を咲かせる種類もあるそうです。

ちなみに。

誤解されやすいのが「雪椿」です。

雪の季節に咲くのではなく開花時期は4月から5月です。

ともすると陰暦初夏に相当する季節に咲くのですが、季語としては春を表すものになります。

根雪が残る頃に咲く様子が「雪に耐えて花芽を育てた根性持ち」としてそう名付けられたのかも知れませんが、真偽は知りません。